Calendura officinalis

支配星:太陽


カルタという乙女が太陽の神に恋をし、太陽が昇るのを待ち焦がれるあまり情熱の炎に蝕まれ死んでしまった、その一途な愛の証に、彼女が夜ごと太陽神を待っていた場所に咲いていた花がカレンデュラだったというギリシャ神話があります。
シェイクスピアも「日没とともに眠りにつき朝日とともに泣きぬれて起き上がるはマリーゴールドの花」と表しています。
日本では、仏花とされてあまり表舞台に立たない花にこんなエピソードが残されていることを知ってより愛らしく感じました。

効能も素晴らしく、ハーブティーで飲めば胃の不調やPMSに、漬け込んだオイルには皮膚の修復作用や肌質の向上に。
マンジュギク属のフレンチマリーゴールドは、線虫がこのハーブを嫌い土質の改善をしてくれるので、連作の無農薬栽培などに植えられます。
カレンデュラはカスタードクリームを作るときに加えると、鮮やかな黄色に発色します。
古代から祝いの席で使われてきたハーブ、可愛い頭を上げて太陽を見上げる姿から、自分に自信がなくなってうつむき加減の時にカレンデュラのハーブティーを飲んで気持ちをUP。


注意:キク科アレルギー/妊娠中の内服