みかんの皮は捨てずに利用

日常のケア
みかん、温州ミカン、陳皮

暦の上では冬。スーパーの果物売り場には、たくさんのみかんが並んでいます。

みかんというと温州みかんが浮かびますが、この皮を乾燥したものが生薬の陳皮です。

 

七味唐辛子に入れたり、入浴用にしたり、あるだけで毎日が良い香りになってしまう嬉しい存在です。

 

近年増えてきたオーガニック栽培のみかん。

価格は少し上がりますが、捨てるところがないのである意味安上がりです。

 

私はワイルド(別の言い方では無精)なので、食べた後の皮をそのまま日の当たる窓際に置いておきます。乾燥する秋から冬は、2日もあれば乾きます。

 

ただ、自宅で乾燥したものはどうしても色が黒ずんでしまいやすい。

ですので、作ったそばから利用してしまいます。

 

鍋料理の時は、陳皮を刻んでポン酢に入れて風味付け。これは生でも大丈夫。

 

乾燥したものがまとまったら、さらしに包んで湯船に投入。

簡単すぎる薬湯です。

陳皮の血流促進効果で体がホカホカ温まります。

香りも良いですしね。 

 

それにしても、今年は柚子の生長が早い気がします。

冬至の柚子湯には、貴重になっているかもしれない。

 

ということで、柚子の皮もせっせと乾燥しています。

 

柚子も捨てる部分はわずかです。

種は日本酒につけて化粧水にして、果実は絞ってポン酢に。

 

一昨年、獺祭に種をつけて作った化粧水は、お酒好きな方に差し上げたらうっとりと幸福な表情を浮かべていました。

今年も家にあった久保田の千寿に漬け込みました。これもなかなか乙な香りです。

 

日本の冬は、たくさんの柑橘類が出回ります。

気持ちが落ち込みがちで、風邪が流行る時期に嬉しい柑橘類。

ビタミンを補給して、香りでアロマテラピー出来るって、

本当に幸せなことだと思います。

 

 

ロク
ロク

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