Hypericum perforatum

支配星:太陽


イエスに洗礼をした聖ヨハネの草という名のハーブで、聖ヨハネの日(6/24)頃に収穫すると最も薬効が高いと言われています。
西洋オトギリソウ。和名弟切草の由来は、平安時代の鷹匠が、鷹の秘伝の傷薬に使うこの草のことを弟が洩らしたことに腹を立て、弟を切ってしまったという話から。葉に付いた赤い色は弟の返り血の模様と言われています。効能の高さを伝える言い伝えですね。

皮膚の創傷に効果があると言われるオイルは、色が赤く、太陽の生命を持っている液体と考えられ、使われてきました。(ハイペリシンの赤)
人間が内側に抱く妄想や邪悪なものを追い払う力があると言われるのも、太陽の光を宿す力のお蔭かもしれません。
ティーにして飲めば、抗鬱・抗ウィルス・抗炎症作用が期待でき、外用として使えば癒傷作用が期待できます。
ただ薬との併用などに要注意のハーブでもありますし、運転前など、集中力を必要とするときにも要注意。弛緩させてしまうので。
自分らしい明るさが消えてしまった時、寝る前にゆったりした気分で飲んでみましょう。


注意:薬との相互作用/妊娠中/子供の内服